鳥飼(とりかい)と畑7

こんにちは、鳥飼店長です。

前回のブログ(鳥飼と畑6)の続きで、
大事な店長仕事の一つになっている畑仕事についてです。
前回、苗を植え、せっせと支柱を立てた畑のやさいたちですが、
地道な誘因(ゆういん:支柱と茎をひもで結んでみちびいてあげること)と
手入れを続けていると、どんどん元気よく育っています。
↓こちら
vivifarm7_2苗たちが、すくっと立っています。
毎回、畑に行くたびに成長に驚かされます。

vivifarm7_3じゃがいもの花です。
こんなきれいな花が咲くことを知りませんでした。
(野菜の花は、ちょっと違います。なにかこう、媚びてない。)

vivifarm7_4ズッキーニです。一番の成長株です。
(まだまだ大きくなっていて、ちょっと怖い。)

vivifarm7_5枝豆です。緑の葉っぱをたくさん広げて、元気そうです。
奥がインゲンなのですが、はっきりいってどっちがどっちだか
わからなくなっています。
(メモをみて、区別してますが。←記憶力わるし。)

vivifarm7_6ピーマンです。何か、見えてます。
(ちょっとドキドキしてきました。)

vivifarm7_7実がなってました!これは、当たり前なんだろうけど、すごい!
なんで、実がなるんだろうって不思議に思ってしまいます。
(そのために、せっせと畑を耕したんですが・・。
♪ここで問題なのは〜、・・・どのくらいで収穫していいかわかってません。)

vivifarm7_8前回、収穫し終わった小松菜を、密かにまた種まきしておきました。
ちゃんと芽がでていて、うれしい。
我が家の鳥(びび)も小松菜をよく食べます。遊んでるときもありますが。

vivifarm7_9これは、トマトです。またまた、なにか見えたと思ったら、
小さな実がなってました!
(こんな風に実がなるんだ・・。)

vivifarm7_10ナスに花が咲いていました!
「親の意見と、なすびの花は万にひとつの無駄もない。」
(↑オーナーが、言われたそうです。オーナーは現在、育児奮闘中。寝不足です。
我が家の鳥は、容赦なく、朝早く起こします。)

vivifarm7_11ズッキーニにも実が!とにかく全体的にビッグです。ズッキーニは。存在感大。
繊細(せんさい)なところ一切なし、の黄色い花の根本に実がついてきました。

vivifarm7_12こちらは、オーナーの希望したトウモロコシです。
四カ所、種を植えたうち、三カ所、成長してくれています。
(一カ所はなぜか、ぜんぜん成長しないで枯れてしまいました。原因不明。
わからないことが多いです。)

vivifarm7_1こちらは、我が家の鳥(びび)。
畑につれていったら、久しぶりで驚きっぱなしです。
カラスの鳴き声にびびっていました。

畑仕事は、せっせと
つづく。

てんちょ。

 

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鳥水木BOOKS 7 「屋根の上のサワン」

こんにちは、鳥飼(とりかい)店長です。

前回のブログ(→鳥水木BOOKS 6 「かもめのジョナサン」)の続きで、
第7回目の気になった本の紹介です。

torimizuki_books7sawan今回のご紹介は、井伏鱒二「屋根の上のサワン」です。
(井伏鱒二さんの作品では、ほかにも「珍品堂主人」がおすすめです。
そして、私にとって思い出深い「ドリトル先生」の翻訳もてがけています。
東京の吉祥寺には、井伏鱒二さんの詩が飾られているおいしいカレーの食べられる
喫茶店があります。セットで珈琲を頼んで・・。)
池のほとりで傷ついた雁(がん)を助け、傷の手当てをして共にすごし、
巣立っていくまでのとても短い物語です。
日本なのか、外国なのかわからない場所で、主人公は雁(がん)にサワンという
名前をつけます。
物語には次のような一節があります。
「私は足音を忍ばせながら傷ついた雁(がん)に近づいて、
それを両手で拾いあげました。そこでこの一羽の渡り鳥の羽毛や体の温かみは
私の両手に伝わり、この鳥の意外に重たい目方は、そのときの私の思い屈した心を
慰めてくれました。」
鳥にふれた時に感じる温かみは私にもわかります。
(鳥だけじゃなく生き物と接している人にはわかっているはずです。)
生き物の重みは、存在感とつながっていて、
もやもやしている頭の中の悩みから解放してくれることが私にもあります。
(最近では、日々我が家のニューカマーを抱いていて、ちょっと腰が痛いです。)
この物語は夢のように終わります。
雁(がん)のサワンのことを考えると、希望と少しの不安が残り、
サワンを助けた主人公のことを考えると、さびしさと悲しみと、あきらめの
ようなものが残ります。
もちろん、読んだ人それぞれに違ったことを感じると思います。
そんな幅の広い味わいがこの短編にはあって、
きっとあなたの大切な物語の一つになってくれると思います。
ぜひ、あなたの本棚に一冊。

てんちょ。

【鳥水木BOOKS】
鳥に関する本、鳥を題材にした本などを少しずつそろえてご紹介しています。
ぜひ、のぞいてみてください。→鳥水木BOOKS

 

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鳥と世界の見方4(谷中編)

こんにちは、鳥飼店長です。

今回は、前回のブログ(鳥と世界の見方3武蔵野編)からのつづきです。
世界はいかに鳥であふれているか、というテーマで
今回は、上野から谷中周辺を歩いて見つけた鳥たちをお届けします。
(お店「鳥水木TORIMIZUKI」にもたくさんの鳥たちがそろっています。
お好きな鳥を捜してください。)
こちら

birdworld4_1上野公園の看板です。よくみると、います。鳥が。(面白い人の横に。)

birdworld4_2静かなお寺の境内では、鳥がさえずっていました。極楽浄土だぜ(@町田康)

birdworld4_3谷中(やなか)墓地です。大きな木の下は、気持ちのよい通り道でした。
(徳川慶喜のお墓や、他にも文豪のお墓など古いお墓がたちならんでいます。
昔から歴史上の人物のお墓とかに弱いです。なぜか惹かれます。)

birdworld4_4お墓には、カラスが似合います。なんか、カラスものんびりしてました。

birdworld4_5商店街のひさしの上には、ハトがいます。

birdworld4_6見下ろしています。おしゃれ小物のお店の看板をバックに。

birdworld4_7見上げれば、今度はニワトリです。光を浴びて、誇らしげ。

birdworld4_8千代紙を売っている「いせ辰」にひさしぶりに行きました。
鳥の柄の、素敵な千代紙がありました。

birdworld4_9緑におおわれた不思議なお店の入り口。気になります。

birdworld4_10鳥かなと思って見てみると、象でした。耳が羽にみえました。(←阿呆の鳥飼)
目元とふりあげた鼻、ちょっと丸いからだ、なんともいえない愛嬌が。

birdworld4_11素敵な店構えの喫茶店。看板にはCoffeeとあんみつの文字が・・。

birdworld4_12ぐるっと上野から谷中を回って、はじめの上野公園に戻ってきました。
追われてました。ハトが。飛んだ瞬間の写真です。
世界は鳥であふれています。
つづく。

てんちょ。

 

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鳥水木BOOKS 6 「かもめのジョナサン」

こんにちは、鳥飼(とりかい)店長です。

前回のブログ(→鳥水木BOOKS 5「絵描きの植田さん」)の続きで、
第6回目の気になった本の紹介です。

torimizuki_books6jhonasa今回のご紹介は、1970年発表アメリカの作家リチャード・バックの
「かもめのジョナサン」です。
主人公のかもめジョナサン・リヴィングストンの生き方と、
それに続く若いかもめ達は、1970年前後という時代背景と一緒に考えると
熱狂的に支持された理由がわかるかもしれません。
たぶん「明日のジョー」みたいな受け止め方なんではないかと思います。
私(店長)が注目したのは、もちろん、本全体に数多く収められたモノクロの
かもめの写真達です。(写真ラッセル・マンソン)
まだ鳥飼(とりかい)になる前の十五年くらい前の私は、
この本のジョナサンに感動し、そして、写真はまったく素通りしていました。
ジョナサンをかもめではなく人間だと思うと納得がいく物語で、
今、読み返してみてもやっぱり人間(飛行機乗り)としか思えません。
鳥飼(とりかい)になった今、モノクロのかもめの写真が
急に目に飛びこんでくるようになりました。
同じ本が、写真を中心にみていくとまったく違った物語になるのです。
もしかしたら、かもめの写真がはじめにあって
そこに文章を加えて物語にしていったのかもしれないとさえ
思うようになりました。
次のような文章が出てきます。
「人生には、食うことや、争うことや、権力を奪いあったりすることなどより、
はるかに大事なことがあったんだと、そうはじめて気づくようになるまでに、
かもめたちはどれだけ永い歳月を経てこなければならなかったことか。
きみにはそれがわかるかね?」
ジョナサンたちは、飛ぶこと自体に命がけです。
こういう文章を読んでいるとヒリヒリした気持ちが湧きあがってきます。
物語自体が、限界を超えていこうとするかもめ達(若者達)の話です。
鳥飼(とりかい)としては、かもめ達の写真をながめながら、
勝手にジョナサン(リヴィングストン)の話を思い描いてみるのも楽しいです。
はなから当たり前に人の限界や思惑(おもわく)から自由な鳥(かもめ)の写真が
きっとあなたを明るい気分にしてくれます。
ぜひ、あなたの本棚に一冊。

てんちょ。

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ぜひ、のぞいてみてください。→鳥水木BOOKS

 

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鳥バカ日誌(鳥飼事始め 番外編)

こんにちは、鳥飼店長です。

阿呆の鳥飼のひとりである私(店長)は、
普段から、我が家の鳥(びび)とたわむれて(遊ばれて)います。
(阿呆の鳥飼については、こちら→鳥水木BOOKS 4「阿呆の鳥飼」
そんな私がどうしようもなく、笑顔になってしまう
(鳥バカになってしまう)我が家の鳥(びび)の写真を見てやってください。
こちら

blog_toribaka1ケージ(かご)をのぞくといつのまにか水浴びをして、
呆然(ぼうぜん)としている鳥(びび)。私はここから笑顔です。
blog_toribaka2 指を差し入れると、一瞬でかけあがってきます。
(水浴びのあとだけ。普段はあまりかかせてくれない。)
blog_toribaka3 ほほの下あたりをかかれるのが好きです。
(こ、この顔。たまりません。)
blog_toribaka4 ふと、われに返ったように目をあけるびび。
(哀愁がただよう?遠い目。ホントはなんにも考えてません。たぶん。)
blog_toribaka5 ぐいぐい、指に押しつけてきます。
(風の谷のナウシカにでてくる、カイとクイに似てる。)
blog_toribaka6この、ほっぺたの毛がひろがったところが、なんともたまりません。
(鳥は、恐竜の子孫だって知ってましたか? ダイナソーJr。)
blog_toribaka7たぶん、うっとりしている目。
この後、エンドレスで続きます。
(こちらにも写真や漫画がいろいろありますよ。→びびのひトリごと
以上、鳥バカぶりを発揮してしまいました。
(かわいいからしょうがない。←鳥バカ)

てんちょ。

 

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鳥水木BOOKS 5「絵描きの植田さん」

こんにちは、鳥飼(とりかい)店長です。

前回のブログ(→鳥水木BOOKS 4「阿呆の鳥飼」)の続きで、
第5回目の気になった本の紹介です。

torimizuki_books5ueda今回のご紹介は、いしいしんじ 作、 植田真 絵「絵描きの植田さん」です。
(いしいしんじさんの作品では「トリツカレ男」も、面白いです。感動です。
他には「ぶらんこ乗り」が読み終わってません。あと、町田康さんと対談集をだし
たりしています。あの伝説のINUとミラクルヤングの町田康ですが、小説は読んだ
ことがありません。オーナーは町田さんのサイン本をもっています。)
この本の表紙には鳥は出てきません。
ですが、中の挿絵(これが主役)には、
とても素敵な、色鮮やかな鳥たちの絵が出てきます。
物語の中にはこんなくだりがあります。
「ぶな木立のなかで植田さんはときおり足を止めた。
梢(こずえ)や幹の陰に休む野鳥たちの姿が見えた。
あらためて目を配ると鳥はそこいらじゅうにいた。
まるで鳥だけの村へ迷いこんできたみたいだった。」
主人公の絵描きの植田さんが、春が訪れる間近の雪山に絵を描きに
訪れた時の一節です。
物語には、小さなスケート上手な女の子(メリ)、
気のいい村のひげの男の人(オシダさん)、
定食屋のおかみさん(元フィギュアスケートの選手)など、
魅力的な人たちが登場し、
その中では植田さんの絵が大事な役割をしています。
小さな文庫本の中の見開きの絵が
とても広がりのある大きな絵に感じてくるから不思議です。
絵の中の鳥の絶妙な「小ささ」もポイントの一つです。
本の中に実際に描かれている絵もとても素敵ですが、
文章の中に出てくる絵を自分の頭の中で想像してみるのも
とても楽しいです。
ぜひ、あなたの本棚に一冊。

てんちょ。

【鳥水木BOOKS】
鳥に関する本、鳥を題材にした本などを少しずつそろえてご紹介しています。
ぜひ、のぞいてみてください。→鳥水木BOOKS

 

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鳥飼事始め4(悩んだら鳥にきけ!)

こんにちは、鳥飼店長です。

今回は、前回のブログ(鳥飼事始め3)からのつづきです。

鳥を飼うようになって、以前に犬と猫を飼っていた時とくらべて
鳥ならではの良さを感じることがあります。
その一つが、悩み相談にもってこい(?)という点です。
(実は、2日前に我が家の鳥が、また卵を産んでしまい、途方にくれていました。
この間の発情から、まだほとんどたっていないのに・・。
鳥飼の失敗2です。→以前のブログ「鳥飼の失敗」
何か辛いことがある時に、
犬に話しかけます。
私が飼っていた犬はとてもやさしい犬で、ちゃんときいてくれます。
そしてやさしい目で、見上げてきて、長い舌で手とか顔とかベロベロしてくれます。
猫に話しかけます。
私が飼っていた猫はエサや世話をしてくれる母にとてもなついていて、
私がした数々のいたずらもあって、まずはきいてくれません。
くるっとまるまって寝ているでしょう。
無理矢理、顔を近づけると大きな目でじっと見つめてきます。
ただもし、涙なんか流しているとペロペロなめてきます。
(塩味だから。)
鳥に話しかけます。
我が家の鳥(びび)は、まずはいっさいつまらないことはききません。
かごから出してくれると期待して、近づいてきて、
つまらないことを言って、外に出してくれそうにないと
ギャスギャスさわぎます。(ビビビビわめきます。)
途中で毛づくろいをしたり、頭をかいている所をみせつけてきます。
あきると片足をあげてぷっくらしたり、興味がないとねています。
(前回のブログ→「鳥飼事始め3」に写真あり。)
はっきりいって、
「♪悲しい気分なんか〜、ぶっとばしちまいなよ〜」(@忌野清志郎)
です。
ながめているだけで、何が悩みかわからなくなり、
我(われ)関せずの姿に、なぜか明るい気持ちになってくるのです。

blog_torikai3_1悩んだら鳥にきけ!
一度お試しを。
つづく。

てんちょ。

 

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鳥水木BOOKS 4「阿呆の鳥飼」

こんにちは、鳥飼(とりかい)店長です。

前回のブログ(→鳥水木BOOKS 3「ぴっぴら帳」)の続きで、
第4回目の気になった本の紹介です。

torimizuki_books4今回のご紹介は、内田百?「阿呆の鳥飼」です。
(「あほう」は「阿呆」と「阿房」と両方あるようです。
まあ、「あほ」は「あほ」なんですが。)
この本は内田百?先生の(なぜか先生がしっくりきます。)
鳥が題材のエッセイ(随筆)を数多く収録した本です。
(鳥飼店長の「鳥飼(とりかい)」はこの本に由来。つまり、あほです。)
本の中にでてくる一節で
「昔からよく云う「阿呆の鳥飼」と云う言葉は、小鳥に夢中になる
連中を嘲った(あざわらった)ものに違いないが、・・・」
という言葉通り、
私も、鳥を飼うようになってから、まさしく「阿呆の鳥飼」になっていました。
本屋さんの棚でこの本をみつけた時は、
この「阿呆の鳥飼」という言葉がおかしくて、つい買ってしまったのです。
そして、もう一つのポイントは、もちろんこの表紙の絵です。
ちょっとこちらをみているような小鳥の絵に、
自分の飼っている鳥を思い出してしまいました。
(↑これも阿呆の鳥飼の症状。)
この本を読むと、百?先生の鳥飼(とりかい)の年季が入った話と、
鳥以外にも鯉(こい)とか蛍とか、小さな生き物を飼っている話が
たくさん入っています。
前に紹介した夏目漱石「文鳥・夢十夜」の中の「文鳥」という短編と
対になって読むと楽しい「漱石山房の夜の文鳥」という話も入っています。
漱石先生と違って百?先生の方が鳥飼としてのリアルな経験があって、
なかにはひどい飼い方をしているくだりもでてきますが、全体としては
鳥への愛情がにじみ出ていることがわかります。
漱石の「文鳥」の細かい描写に少しケチをつけている所なんて笑えます。
自分の師匠である漱石に自慢する所など、つうかいでした。
「続阿房の鳥飼」というエッセイ(随筆)にはこんな文章が出てきます。
「小鳥を飼う者は阿房(あほう)にきまっているので、
そうでない人でも少し小鳥に夢中になると、
矢っ張り阿房(あほう)の仲間に這入って来るらしい。
利口(りこう)があやまって小鳥を飼うと、
鼻持ちならぬ話をし出すので閉口(へいこう)する。」
レッツ阿呆の鳥飼!
ぜひ、あなたの本棚に一冊。

てんちょ。

<お知らせ>↓↓↓↓
鳥水木BOOKSを始めます。
お店(鳥水木TORIMIZUKI)では、
鳥に関する本を少しずつそろえてご紹介していきたいです。
(古本OLDが中心ですが、新刊NEWもあつかっていきたいです。)
ただ表紙に鳥がのっている本、鳥を題材にした本など、
それぞれバラバラな本を、鳥水木TORIMIZUKIの視点で
セレクトしていきます。
ぜひ、のぞいてみてください。→鳥水木BOOKS

 

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鳥と世界の見方3(武蔵野編)

こんにちは、鳥飼店長です。

今回は、前回のブログ(鳥と世界の見方2)からのつづきです。
世界はいかに鳥であふれているか、というテーマで
今回は、私が街や武蔵野(@国木田独歩)を歩いて見つけた鳥たちをお届けします。
(お店「鳥水木TORIMIZUKI」にもたくさんの鳥たちがそろっています。
お好きな鳥を捜してください。)
こちら

blog_birdworld3_1大きなベランダの手すりの先には、風にたなびく鳥がいました。
見晴らしのいい場所から、晴れの日も、もちろん雨や嵐の日も。

blog_birdworld3_2 木々の間には、小さな鳥の巣箱が見えました。
想像力で鳥のヒナたちの姿が見える気が・・。

blog_birdworld3_3公園の木々のしたには、ハトたちがみんなで食事しています。
せっせと食べる姿は、いつも真剣です。

blog_birdworld3_4向こうに見える三人の方々。でっかいカメラで鳥を捜しています。
こういう後姿には、ちょっとした素人は(私です。)かないません。

blog_birdworld3_5木の枝に並んでいるのは、もちろん鳥です。ハトです。
勇気があれば、この下にたってみて下さい。なにかが落ちてきます。たくさん。

blog_birdworld3_6この川をくだるカモたちの姿には、なぜかぐっときました。
アキ・カウリスマキ監督の映画「真夜中の虹」のラストシーンを思い出しました。
世界は鳥であふれています。
「道を歩いていても、何処かで小鳥の鳴き声がすると、
思い掛けない所で知り人に出くわしたような、
又丁度いい所で敵にめぐり会った様な心持がして・・」@内田百?(阿呆の鳥飼)
つづく。

てんちょ。

 

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鳥水木BOOKS 3「ぴっぴら帳」

こんにちは、鳥飼(とりかい)店長です。

前回のブログ(→鳥水木BOOKS 2「文鳥・夢十夜」)の続きで、
第3回目の気になった本の紹介です。

torimizuki_books3今回のご紹介は、こうの史代「ぴっぴら帳」です。
(こうの史代さんは、「夕凪の街 桜の国」が映画化されています。
「さんさん録」という作品も好きで、家事をするのが楽しくなります。)
この「ぴっぴら帳」は、私が鳥を飼うきっかけの一つになった思い出の本です。
それまで、犬と猫しか飼ったことがなく、
動物を飼うといえば犬猫のことしか知らなかったのですが、
住んでいる公団では、犬猫禁止ということで、あきらめていました。
その時に何かのきっかけで読んだのが「ぴっぴら帳」でした。
(同じ作者の「こっこさん」も楽しいです。)
セキセイインコの「ぴっぴらさん」と、主人公の「キヨ子ちゃん」の
鳥飼(とりかい)の日々が四コマ漫画として描かれています。
鳥のちょっとしたしぐさ、飼ってから出会う驚きが
すごく上手に細かく描かれています。
(まだ、鳥を飼っていなかった頃は、こんなしぐさを鳥がするのかと、
笑いながら読んでいました。ほんとうにします。)
この本を読んでから、鳥に対する考えが変わり、
住んでいる公団で、小鳥の飼育はO.Kだとわかった時は、
ドキドキしてしまいました。
これは、本当に飼えるぞと。また動物を飼う生活が始まるとは、
鳥を知るまでは思いもよりませんでした。
(詳しくは、以前のブログ→鳥飼前夜3へ。
それまで、オーナーは犬が飼いたいとずっといっていました。)
毛をふくらませて寝ている時の絵や、ほっぺたをかかせてくれる様子、
驚いた時に細くなっている感じなどなど、実際に飼ってから読み返しても
感心するくらいよく描かれていて、ニヤニヤしながら読みふけってしまいます。
鳥だけじゃなく、出てくる人達ひとりひとりに魅力があって、
四コマ漫画だと忘れてしまいます。
ふつうの生活に楽しみがあって、全体を包んでいるやさしい雰囲気がたまりません。
(四コマ漫画といえば、業田良家「自虐の詩」は名作です。笑えて泣けます。
どとうのラストまで、途中言葉がいらなくなくなります。
吉田秋生の「BANANA FISH」の最後の方も、言葉がいらなくなって絵の力で・・
そういえば、井上雄彦の「スラムダンク」でも最後の方、・・以下繰り返し。)
実際は、ぴっぴら帳のように、自由奔放には飼えないところがありますが、
読んだ時の感動と同じような、日々の楽しさが鳥を飼う中にあります。
ほんのささいなことが小さな一羽の鳥によって変わります。
「ぴっぴら帳」はそのきっかけになってくれた大事な本です。
ぜひ、あなたの本棚に一冊。

てんちょ。

【鳥水木BOOKS】
鳥に関する本、鳥を題材にした本などを少しずつそろえてご紹介しています。
ぜひ、のぞいてみてください。→鳥水木BOOKS

 

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