鳥水木BOOKS 6 「かもめのジョナサン」

こんにちは、鳥飼(とりかい)店長です。

前回のブログ(→鳥水木BOOKS 5「絵描きの植田さん」)の続きで、
第6回目の気になった本の紹介です。

torimizuki_books6jhonasa今回のご紹介は、1970年発表アメリカの作家リチャード・バックの
「かもめのジョナサン」です。
主人公のかもめジョナサン・リヴィングストンの生き方と、
それに続く若いかもめ達は、1970年前後という時代背景と一緒に考えると
熱狂的に支持された理由がわかるかもしれません。
たぶん「明日のジョー」みたいな受け止め方なんではないかと思います。
私(店長)が注目したのは、もちろん、本全体に数多く収められたモノクロの
かもめの写真達です。(写真ラッセル・マンソン)
まだ鳥飼(とりかい)になる前の十五年くらい前の私は、
この本のジョナサンに感動し、そして、写真はまったく素通りしていました。
ジョナサンをかもめではなく人間だと思うと納得がいく物語で、
今、読み返してみてもやっぱり人間(飛行機乗り)としか思えません。
鳥飼(とりかい)になった今、モノクロのかもめの写真が
急に目に飛びこんでくるようになりました。
同じ本が、写真を中心にみていくとまったく違った物語になるのです。
もしかしたら、かもめの写真がはじめにあって
そこに文章を加えて物語にしていったのかもしれないとさえ
思うようになりました。
次のような文章が出てきます。
「人生には、食うことや、争うことや、権力を奪いあったりすることなどより、
はるかに大事なことがあったんだと、そうはじめて気づくようになるまでに、
かもめたちはどれだけ永い歳月を経てこなければならなかったことか。
きみにはそれがわかるかね?」
ジョナサンたちは、飛ぶこと自体に命がけです。
こういう文章を読んでいるとヒリヒリした気持ちが湧きあがってきます。
物語自体が、限界を超えていこうとするかもめ達(若者達)の話です。
鳥飼(とりかい)としては、かもめ達の写真をながめながら、
勝手にジョナサン(リヴィングストン)の話を思い描いてみるのも楽しいです。
はなから当たり前に人の限界や思惑(おもわく)から自由な鳥(かもめ)の写真が
きっとあなたを明るい気分にしてくれます。
ぜひ、あなたの本棚に一冊。

てんちょ。

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“鳥水木BOOKS 6 「かもめのジョナサン」” への3件のフィードバック

  1. そんなに前に発表された本なんですね〜
    めっちゃポジティブな本ですよね!
    とにかくかなり上昇志向になれる
    ポジティすぎる本だっと思った印象があります!
    大好きな本で、ずっと本棚に置いてますが、久々に読み返してみるのもいいかも!

  2. ACCOさま
    コメントありがとうございます。
    久々に読み返してみるとずいぶん印象がちがう本ってたくさんありますよね。
    コザクラインコさんによろしく!

  3. ジョナサンは人間みたい、というのは同感です。
    これらの本はあまり人間くさくなく、より鳥らしい本だと思います。もしよかったら読んでみてください。
    加藤幸子「ジーンとともに」(絶版なので文庫の「心ヲナクセ体ヲ残セ」がおすすめ)
    プルーイット「極北の動物誌」(写真家の故星野道夫さんお勧め)

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